2000年代おすすめ映画シリーズのご紹介 「マイノリティ・リポート」とは
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※2019年7月現在 |
今回は、2000年代おすすめ映画の中から、COCORO VIDEOスタッフがおすすめする映画を1つ選んでこちらでご紹介します。
SF映画でありながら徹底的にリアリティを追求した映画「マイノリティ・リポート」
現在、スマホやインターネットをはじめ、私たちの生活は便利なアイテムやテクノロジーで溢れています。近未来イメージを彷彿とさせるような新しいアイテムが開発され、テレビや新聞などで報道されるたびに「便利な世の中になったもんだ」と感慨深くなりますよね。 今回ご紹介する映画『マイノリティ・リポート』の舞台は西暦2050年の近未来。『ジュラシック・パーク』シリーズや『プライベート・ライアン』など、細部までリアリティを追求して観客を魅了し続けるスティーブン・スピルバーグ氏が監督を務めた作品です。それでは早速ご紹介しましょう!
トム・クルーズ主演のハラハラドキドキ満載サスペンスアクション
舞台は西暦2050年のワシントンDC。テクノロジーは格段に進歩し、FBIでは犯罪を予知できるシステムを導入しました。これにより犯罪が起こる日時や場所を予知し、犯罪が起こる前に犯人を逮捕することが可能となったことで、ワシントンの犯罪発生率は限りなく0%に推移します。 トム・クルーズ演じる主人公ジョンはFBI警察の犯罪予防局に配属されている刑事。息子が誘拐され、殺害されたという悲しい過去を持つジョンは「自身の正義感」と「犯罪予知システム」を駆使し、悪を滅ぼすべく躍起になっていました。
そんなある日、なんと犯罪予知システムが主人公ジョンの殺人を予知したのです。FBIはジョンの逮捕に乗り出したため、彼は逃亡を試みるのでした。 『ミッション:インポッシブル』シリーズなどのアクション映画でも活躍するトム・クルーズがハラハラドキドキのアクションシーンを展開します。近未来システムを用いて追跡・逮捕しようとするFBI捜査官たちをジョンがどう欺いて逃亡するかが見所ですよ!
スピルバーグ監督監督が長年かけて研究した「近未来科学のリアリティ」
身振りで操作するホログラムディスプレイ、耳埋め込み型のスマホ、空飛ぶ人や車など、作品中には近未来らしい魅力的なアイテムが続々登場します。
ちなみに、このような近未来アイテムが登場するSF映画において、定石といえるのが「現実世界との違和感」です。SF映画に登場する「タイムマシン」や「ワープシステム」などの近未来アイテムを観て「こんなの映画の世界だけ。現実ではあり得ないよ」といった違和感を覚えた方も多いことでしょう。
しかし、こちらの作品にはそのような違和感がほとんどありません。「2050年にはきっとこんな世界になっているだろうな」と思わせるほどの「現実感」があります。すなわち「夢でしかありえない世界」ではなく、「現実世界の延長線」が描かれているため、観る人に「将来はこのようなアイテムが本当に開発されるかも」というワクワク感を与えるのです。
どうしてSF映画であるにも関わらず、これほどまでにリアルな世界を表現することができたのでしょうか?そのカギはスピルバーグ監督が徹底的に追求した「近未来科学のリアリティ」にあります。
彼は作品制作前の約3年に渡り、「50年後の未来ではどのようなアイテムやテクノロジーが実現し、私たちの生活に馴染んでいるのか」を全米の都市計画専門家や技術者、マサチューセッツ工科大学の研究チームらと共同で調査・研究しました。「テクノロジーが進化しさえすれば理論的に可能なもの」が登場するから「現実感」があるんですね。
本作品が予測した近未来の生活がすでに実現
そして公開から17年後の現在、これらの近未来アイテムの中で既に実現しているものも見られます。例えばキャッシュレス会計システムや電子新聞、声で反応するスマート家電、生体認証を用いた電子広告などがそれに当たります。シャープも「声で反応するスマート家電」をCOCORO HOMEで実現しました。
新たなテクノロジーが開発されるたびに「マイノリティ・リポートの時代にまた一歩近づいた!」と話題になり、「近未来」というワードの代名詞となって現代社会に影響を与え続けているこちらの作品。SF映画史においても重要な作品として位置付けられている事は間違いありません。
どんな凄いテクノロジーでも完璧な未来は予知できない
本作の主人公ジョンは「犯罪予知システムは完璧なもの。『悪』であるはずがない」と信じて疑いません。しかし皮肉なことに、ジョン自身がその「完璧」なシステムに裏切られてしまいます。
スピルバーグ監督は、近未来のリアルなアイテムやテクノロジーを調査・研究し、未来を予知して近未来アイテムの数々を登場させながら、
「どれだけテクノロジーが進歩しても、我々の未来は誰にも予知できない」
と逆説的に表現することでこの作品の本質を強烈に突いています。私たちが「心を宿す生き物」である以上、完璧な未来を予知すること自体がナンセンスだ、とでも言いたいのかもしれませんね。
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